どんなに健康な方でも、必ず体内に発生しているのが活性酸素です。活性酸素という言葉を聞いただけですと、体にとってプラスの働きをする物のような気がしてしまいますが、実は体の酸化を進めてしまうやっかいな存在なのです。酸化とは、体の細胞を錆付かせてしまうのと同じなので、活性酸素が体内に多くなると、体の機能を低下させてしまうことになるのです。そして、実は、この活性酸素とがんは深い関係性にあるのです。体内にある正常な細胞の遺伝子が傷つくことによって、がん細胞に変化するのですが、この遺伝子に傷をつける原因物質として活性酸素があります。遺伝子には、細胞の再生・複製の情報が入っていて、正常な細胞を作り出しています。ところが、活性酸素によって遺伝子に傷がついてしまうと、正常に細胞が作り出されなくなってしまい、細胞が突然変異を起こしてしまうのです。がん細胞も突然変異によって出来た細胞の一種なのですね。また、活性酸素によって遺伝子を傷つけたり、細胞を酸化させてしまうと、がんだけでなく、様々な病気を引き起こす要因ともなってしまいます。病気を起こすリスクも高まる訳ですから、がんにかかるリスクも当然、高くなるのです。活性酸素は食品添加物の摂取や喫煙、ストレスを受けるなどが原因でも、過剰に産生すると言われています。さらに、活性酸素は免疫力を低下させるという恐ろしい力も持っているので、出来てしまったがん細胞を攻撃する力も低下してしまうでしょう。つまり、がんの進行を早めさせてしまう可能性も高くなるわけですー